週刊「想うのよ」

想うことを綴ります

中年社会のしらべ

我想う

 

日本の社会は高齢化社会につき高齢者に配慮した社会、、、これは至極当然。

本屋に並ぶ書籍も高齢者向けが多い、、、これも至極当然。

一方でビジネス本などは、ビジネスの本質が「成長」を志向するものだからやむを得ないとは思うが、「成長」とか「効率化」とかなんとかかんとか、、、そう、若者向け、或いはいつまでも「若々しい」熟年層向けがほとんど。

 

そろそろ「成長」至上主義的な発想に嫌気を感じ、或いは限界を感じている中年の「感覚」を反映した社会観を謳った書籍とか、論調って少ないように思う。あったとしても「愚痴」「自虐的笑い」的な前向きとは言い切れない向きの書籍が主。

 

「中年」という響きがそもそも良い印象がない。少し捻って「ちょい悪親父」とか「ダンディー」とか、「中年」とは違います的 言葉を用いて、路線を変えて、少しでも「中年」から離れようとする始末。

 

でも人生経験を相応に積み、理想と現実の間(ハザマ)を実感し、それでも残す人生が長いためになんとか前向きに生きようとする、そうした「中年」が生きやすい社会がもしかしたら「いい社会」なのではと思う今日この頃。

 

でも「中年」は忙しい。そうした感覚を言語化できず、特にされることもなく過ぎ去るので、なかなかその立ち位置が低めに設定されてしまうのでしょうか。

 

それでも最近はFIREとか、色んな価値観に基づき自立される方も多いため、そうした年齢層が、その気持ちを発信できる機会も増えているようです。それこそブログとかSNSで見かける機会が増えました。良いこと良いこと。でもまだまだ「自虐ネタ」が多いので、世の中年の皆様、どうどうと真正面に、投げかけてみようではありませんか。