週刊「想うのよ」

想うことを綴ります

繁盛中華の活気に感動

一言で言えば感動した。

閉店間際でも、ひっきりなしに人が入る。きっと一日中そうだったことが想像できる。

カウンターに座った。厨房がそのまま覗ける位置だ。覗こうとせずとも対面の位置で店長がずっと鍋を振っている。

出来上がった食事の配膳を促し、レジ担当にも気を回す。目は鍋と食材にありながら、厨房全体、仲間(店長と部下というより仲間という言い方の方が雰囲気しっくりくる)の動きが見えているようだ。神業。

店員も素晴らしい。多忙の現場、副リーダーらしき人が、マイクで指揮しつつ、回すのだが、その指示におっつかない状況が発生しても、「ったくっ!」とか小さくこぼしながらも、フォロー、うまく繋ぐのだ。

全員が全力で動いていて、それなのにギスギス感が無いのだ。雰囲気がいいのだ。

食べ終わってレジに向かう。レジ担当にも「スゴい混みようだね。大変だね」の投げかけにも、それまでの忙しさを見れば適当に返されると思ったものの、なんと笑顔で「夏休みシーズンに入ったので特別今日は多かったと思います」と若い店員は言うではないですか。

感動した。

最近、ギスギスした環境で弱っていた心が、ふっと和らいだ瞬間だった。

働く目的はいろいろあれど、生きるにおいて、こういう瞬間を与えられる人には本当に頭が下がる想い。

有難う御座いました。