週刊「想うのよ」

想うことを綴ります

自然の摂理

世の中「成長、成長」とうるさい(資本主義の世の中に限ったことかもしれないが)。

疑問に想う。違和感を感じざるを得ない。

形あるものいつかは朽ちる。

命あるものは生まれて、成長し、成熟して、老いて、最期は死ぬ。

これが自然の摂理。

社会も人間という生物が構成している以上、自然の摂理に則った世界だと想う。

国も会社も個人のように80年周期くらいで新生、成長、成熟、衰退を繰り返しているという説もあると。

成熟、衰退が何か悪いことのような風潮があるがそれも違和感有り。自分が80才になり、年相応に落ち着いた人生を味わいたい時に、成長だ成長だと追いたてられる風潮に心地よさを感じるとは想えない。成熟を求む。

日本が永らく(経済)成長が滞っているのは、人口構成が高齢化していることに関連していると想う。社会を構成する人が高齢化しているのだ、がむしゃらな成長を求めても空回りするに違いない。

がむしゃらな成長を追い求めなくとも豊かな国は実現できるのではないか。資本主義という仕組みにどっぷり足を突っ込んでしまっていることが阻害要因となりつつも、それと距離を置くことで「豊かな」人生作りは可能と思われる。

趣味でもいい、家族でもいい、菜園でもいい、ゆっくり散歩でもいい、「豊かさ」を感じる機会を持った生活をおくることで実現できるのではないか。

われわれ中年は実に中途半端な立ち位置にいる。上記に気づきはじめるものの、まだどっぷりサラリーマン。資本主義の価値観のもと生活が組み立てられている故、そう簡単に距離を置くわけにもいかない。

世の中上記のようなことを言っている人は増えているように想う。それでも昭和の仕組みが色濃く残っているのは、社会の仕組みがそれを前提に出来上がっているからか。

とはいえ、中年の皆さま、その呪縛から解放されたとき、豊かな人生をあらたに構築する機会がくるはず。足元真面目に働きつつ、その時を楽しみに健康第一でいきましょう!