週刊「想うのよ」

想うことを綴ります

現状打破(転職活動その5 カジュアル面談)

ついに面談。

彼は私よりも先に待ち合わせのカフェに到着したようで、お待ち頂いていた。

とはいえ私も始発でその時間が精一杯だったこと、それを事前にお伝えしていたことから焦りはしなかった。※諸事情で遠方からの待ち合わせのため始発対応になっていたもので、何も朝六時台に待ち合わせたわけではない。

挨拶、自己紹介も早々に本題に入った。カジュアルだがカジュアルではなく、本題っ!という感じ。

自分も目的は何もおしゃべりではないのでそれでよかった。こちらの疑問点に大方お答え頂くと、怒濤のそのかた発のご説明が始まる。採用面談という感じ。

おかげさまでだいぶ頭の整理が進んだ。こういったことは迷ったり時間をかけるものではないと思う。そもそも採用されるかも分からないのに、躊躇している場合ではないのだ。もう少し準備してからと思う部分もあるが、多忙な毎日に結局転職対策などする余裕は無い。

もっというと、このあるがままの自分を採用するか否かなのだ。着飾って採用されても入ったあと苦しむのは自分だ。

まだ不採用をくらっていないから言える本音だが、そう思う。

転職活動という普段と違う動きを取ったことは、今後を展望、そして準備する上でとても良いことだと思う。自分がいざ現状と違う世界に踏み出そうとした際に、何が、どういう条件で、いつまでのスケジュール感で求められているのか、その為にどんな準備ができるのか、した方が良いことなのかなど、リアリティーをもって認識できるのだ。

それにしても転職を考えるに際し、大袈裟ではなく人生を考えるきっかけになった。

そんな中、一助を得ようと本屋に臨んだわけだが、転職に係る技術的なマニュアル本は40代向けにもちらほら見かけることができるが、人生指南本は驚くほど無いっ!引退後の終活世代のものはあっても、40代から50代の中年世代のものが本当に無い!

ある「人生は攻略できる」的な本を手に取り、「よし、心機一転これからの人生をこの本に倣って攻略するぞ!」と購入までして、カフェで読んでいてびっくり!

ある章で、人生における「選択肢」について述べているのだが、その章の最後の節はこうだ。

『いったん間違った選択肢にはまってしまうと、あとから気づいてもあまりできることはない。こうして、人生は歪んだままどんどん進んでいく。いま日本の社会には、50歳くらいになって、これからどうすればいいかわからなくなってしまった大人がものすごくたくさんいる。それは、会社にいわれたことだけをやってきて、自分だけのスペシャルなものを見つけられなかったからだ。ルールが変わったいま、君たちはこんな失敗をしてはいけない。』と。

ガーン である。ズドーン である。

若者向けだったのだ。ヒントを貰い勇気を貰うつもりが、軽い絶望を与えられた気分(笑)。

しかし、それで私の中に小さな目標ができた。

これまで迷い、傷付き、奮い起たすも、結局傷付き、でもしつこく粘り、少し行動に移し、それでもまだ不安に苛み、ストレスに疲弊、でもそんな中で小さな喜びに気づき、更なる一歩を踏み出そうと苦闘する。足元は転職活動という大きな一歩を踏み出した。

日々の感情は、同じ中年層の方とそう大きくは変わらないと想う。私の行動と、その結果を(よい結果だといいのだが)、頼りたくとも本当に少ない中年向け指南本として、私と同じような方への応援本として世に還元するという目標だ。

いわゆる成功者の事例はどこか夢物語なのだ。もっとリアルに、でも最後はハッピーになる、そんな道筋が示された本があれば教えてほしい。無ければ私がいつかそうした本の作者になれたらいいなぁ。

転職活動はまだ続く。私に幸あれ!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓若者にマッチした本。もちろん全世代の方にいろいろな傷付きを、あっ間違えた、気づきを与えてくれる本です