サラリーマンの特性。
小学校、中学校、高校、大学を経て、企業に就職、単一の評価軸に価値観が支配され、その評価軸で争い、必然的に勝ち組と負け組が生まれる。
圧倒多数の負け組は、その価値観に縛られているため、何か人間的価値の喪失感に苛まれる。その喪失感により、プライドも低減し、そうでなければ陥らなかった人間としての堕落を進める者も誕生するだろう。
サラリーマンが、自身を社畜と卑下する場面を目にすることがある。概ね賛成だ。
このサラリーマンという仕組みは、まさに資本家が労働者をサラリーという餌で飼いならし、過剰労働を強いる仕組みだと言える。
「餌」ではなく、「対価」であり、資本家と労働者は対等の立場だという者もいよう。しかし、こうした発言をするのはきっと資本家側の人間だ。
ことサラリーマンで、資本家と対等だという者は、その組織において、もう少しで「経営者側」に立てる希望のある者だろう。
「対価」であり、対等の立場であるならば、サラリーマンは対価を得たいときに労働を供与し、得たくないときは供与しないという選択肢がなければならない。しかし現実は違う。求められた労働を供与しないという選択肢は基本的に無い。何故なら、その選択は、その職を失うことに直結するからだ。それは、現状の生活を維持できなくなることを意味する。こんな足元を見られた関係性に、対等などという言葉はあてはまらない。
特に日本は護送船団方式の横並び教育が長らく継続したため、依然としてこの仕組みが強固だ。
ダイバーシティ(多様性)だとかいう言葉が最近出現しているが、この旧来のサラリーマン文化が蔓延る以上、これらは実現しない。
特に、資本家や経営層がダイバーシティと発言したら、聞き流しても良いと思う。彼らは、資本増強に資するトレンドしか追わない。だから、社会性を示すために言葉を躍らせたり、女性の社会進出というトレンドを作り、不足する労働力確保を目指しているに過ぎない。
それを良いとか悪いとか言っているのではない。そういうものなのだ。それぞれの立場にあれば、それぞれの「正」があるのだ。
私はサラリーマンという立場にあるから、資本家や経営者のための仕組みに縛られることに危機感を感じるし、居心地も悪いのだ。一方で私が仮に資本家で経営者ならば、自分の構築した仕組み(組織)にとって、何が良いのかを最優先に考えるだろう。
自分がサラリーマンであること、また社会の多数派たるサラリーマン層(経営者に非ず)の立場が明らかに弱い故に思うことがある。
手に職とは良く言ったものだ。サラリーマンがサラリーマンの立場から離れよう、脱しようと考えたとき、組織を離れた場合の生きる術がほとんどないことに気づく。つくづく社畜化されていたのだとも気づく。
受験戦争といった分かりやすい戦いに意識を集中させ、そもそもその戦いから離れて生きていく生き方について模索させる機会を奪っているのだ。
もはや社会システムの問題なのだ。
とは言え、今ここで騒いでもすぐにどうこうなるわけでは無い。よって私はまずは社畜の立場からの解放、自由の獲得を目指し、いま挑戦している。
これまでのブログ記事も、気付けばこうした話題が中心記事となってしまっている。
しかし、ただ愚痴るのではなく、力を振り絞って行動に移している。4年前からは「運用」を始めた。3年前からこの「ブログ」を始めた。2週間前から「転職活動」を始めている。
社畜からの解放、自由の獲得を実現し、「実例」に昇華させたい。そして同じような思いに苛む方々の希望やモデルになりたい。
もしかしたら、そういう方、モデルがすでにいるのかもしれないが、私が本屋などで出会う「そんな感じ」の方々の話は、どれもドラマチックなものばかり。私のようにうだつの上がらない、それも長期間に渡って、という中年おじさんの現状打破エピソードに出会うことはない。
どこかに既にあって、参考になるものがあれば、ほんとうに知りたいものだ。真似びたい(学びたい)。
まずは私が切り拓きたいと思う。
これまでの右往左往ぶり、自分を奮い立たせるための呟き、そして大きく動き出した経緯と、これからの結果を是非参考にしてほしい。
少なくとも、ダメ元でも、そして若干ボロボロになりながらも、これまでにない行動をとっている自分に、長らく感じることのなかった新鮮さを少し感じている。
悪い結果になれば、結局は落ち込むのだと思うが、その過程で得られた経験や、そこから広がった人との関係性や視野は、その後に必ずプラスになると思う。それゆえに、しばらくは進めてみようと思うのだ。
そのためにも体が資本だ。良く寝る、栄養のある食事を取る、ある程度の運動を生活の一部に取り入れる。それを意識しようと思う。ストレスとか、不安とかがあるとついつい食べ過ぎたり、糖分や脂肪分の多い食べ物に偏ってしまう。元気をつけないといけない時に限って、そうしたものを欲するのはどうしてだろう。持って生まれた体の機能は奇跡的なものなのに、どうしてこういう欲は正常と反する欲に振ってしまうのだろう。不思議。
明日も早い。寝るとしよう。では。